川崎湊(読み)かわさきみなと

日本歴史地名大系 「川崎湊」の解説

川崎湊
かわさきみなと

[現在地名]榛原町静波

勝間田かつまた川の河口左岸にある。「高天神記」によると、天正四年(一五七六)には小山こやま(現吉田町)滝堺たきさかい(現相良町)との間に川崎湊があったという。「遠江国風土記伝」には「古今浅海なり。大船荷船湊に入らず」とある。江戸時代には掛川藩の米搬出港で、寛文一二年(一六七二)の御城米集荷廻漕帳(榛原町史)によると、佐野さや日坂につさか(現掛川市)など一一ヵ村、城東きとう西深谷にしふかや(現金谷町)など二〇ヵ村、計三千七二一俵余を川崎湊で順次受取っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む