源左衛門新田(読み)げんざえもんしんでん

日本歴史地名大系 「源左衛門新田」の解説

源左衛門新田
げんざえもんしんでん

[現在地名]川口市源左エ門新田

庄五郎しようごろう新田の北に位置し、台地低地が入組む。古くは大塚おおつか村と称したが、その後源左衛門が開発したことにより村名となったという(風土記稿)。寛永九年(一六三二)の年貢割付状(早船家文書)に源左衛門新田とみえる。しかし享保六年(一七二一)に源左衛門が奉公人の身代金返済を求めた訴状(同文書)には「大塚村源左衛門」とあり、併用されていたとみられる。田園簿では高五九石余(皆畑)、関東郡代伊奈領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android