百科事典マイペディア 「溝口雄三」の意味・わかりやすい解説 溝口雄三【みぞぐちゆうぞう】 中国思想史の研究者。名古屋市に生まれる。1958年,東京大学文学部中国文学科卒業。埼玉大学,一橋大学教授をへて,1981年東京大学教授。1993年大東文化大学教授。朱子学,陽明学の研究を踏まえ,明治以来の日本の欧化主義的な中国文化と思想の解釈を批判し,多元的な中国像の構築を提唱した。主な著書に《中国の衝撃》(2004年,東大出版会),《方法としての中国》(1989年,東大出版会)。中国社会科学院大学院名誉教授。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報