故事成語を知る辞典 「溢美の言」の解説 溢美の言 ほめすぎのことば。 [使用例] 善政があるとみな瞻せんのなしたようにいわれた。しかし、その名声はすこし溢美に過ぎていたようである[吉川英治*三国志|1939~43] [由来] 「荘子―人じん間かん世せい」の一節から。人と人との間を取り持つことのむずかしさについて、「お互いが相手を好きである場合には、『溢美の言(ほめる気持ちに溢あふれたことば)』が多くなり、お互いが嫌っている場合には、『溢悪の言(嫌う気持ちに溢れたことば)』が多くなる。どちらも真実からは離れたことばだから、間に立つ者は気をつけないといけない」と述べています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by