溶岩樹型(読み)ようがんじゅけい

最新 地学事典 「溶岩樹型」の解説

ようがんじゅけい
溶岩樹型

lava tree mould lava tree-cast

流動する溶岩中に取り込まれた樹木(特にその幹)の型を残している空洞。ふつう樹幹は燃焼するなどの原因で残存せず,円筒状の空洞部が固結した溶岩体の中に存在する。一部炭化木片を残すものや樹皮木目などの型を残す場合がある。流動性に富んだ玄武岩質の溶岩に多くみられる。日本では富士火山の剣丸尾や青木ヶ原溶岩流に多くの例がある。浅間山溶岩樹型および鳴沢溶岩樹型は1952年国指定特別天然記念物。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「溶岩樹型」の意味・わかりやすい解説

溶岩樹型
ようがんじゅけい

流動する高温の溶岩が樹木を取り囲み、冷え固まったときに、燃焼した木の幹の跡が洞穴となったもの。その壁に樹皮、木目(もくめ)などの型を残す場合もある。玄武岩質かそれに近い安山岩質の溶岩流にみられる。富士山の剣丸尾(けんまるび)・青木ヶ原、長野・群馬県境の浅間山北麓(ほくろく)に多い。

諏訪 彰]


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