最新 地学事典 「溶解角礫岩」の解説
ようかいかくれきがん
溶解角礫岩
solution breccia
層内角礫岩の一つで,潮上帯の炭酸塩岩と蒸発岩の互層に見られる場合と,鍾乳洞内で見られる場合がある。前者の場合,埋没後に岩塩などの蒸発岩が溶解して上位の炭酸塩岩が崩落し,その結果,角礫化した炭酸塩岩塊が集積する。後者の場合,鍾乳洞内の割れ目などに沿って石灰岩が選択的に溶解し,洞壁や天井が崩落して形成される。いずれの場合も巨礫を含み,角礫が互いに支持し,礫間には細粒炭酸塩堆積物からなる基質を含む。
執筆者:松田 博貴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

