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蒸発岩 じょうはつがん

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岩石学辞典の解説

蒸発岩

evaporite, evaporate, salinastone: 溶液から水の蒸発および化学的物質の沈澱により形成された堆積物[Berkey : 1922].evaporiteは同じ意味である[Grabau : 1920].サリナストーン(Salinastone)[Shrock : 1948].
evaporitic rock: 溶液中の水が蒸発したために鉱物が沈澱して形成された岩石.蒸発岩は閉じた窪地で普通に作られ,岩塩,硬石膏,石膏などが含まれる[Carozzi : 1960].

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百科事典マイペディアの解説

蒸発岩【じょうはつがん】

海または湖(特に塩湖)の水が蒸発して,水中に溶けていた物質が沈殿してできる岩石。化学的堆積岩の一種。岩塩,硬セッコウ,カリ塩など。一般に,下から上に次のような堆積順序が認められる。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうはつがん【蒸発岩 evaporite】

塩水湖あるいは閉じられた海域で,海水の蒸発によって塩分が濃縮し,沈殿してできた化学的沈殿岩。蒸発残留岩ともいう。おもな塩類は岩塩NaCl,セッコウCaSO4・2H2O,硬セッコウCaSO4で,それ以外は少ない。1000mの厚さの海水が蒸発すると,15mの厚さの塩類――0.4mがCaSO4,11.6mがNaCl,残り3mがNa,Mgを含む塩類――ができる。大陸の4分の1の地域に分布し,資源として重要。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蒸発岩
じょうはつがん
evaporite

陸域内に閉じ込められた海水あるいは塩湖水の蒸発によって、その中に溶けていた化学物質が析出沈殿してできた堆積(たいせき)岩の総称。蒸発岩をつくる主要な鉱物には、岩塩、カリ岩塩、石膏(せっこう)、硬石膏などがあり、いずれも鉱床として重要である。蒸発岩は普通、石灰岩や苦灰岩(ドロマイト)に伴って産するが、その生成には乾燥気候が必要であり、地質時代の蒸発岩は古環境の推定に役だつ。アフリカ、中央アジア、アメリカなどの砂漠地帯に現在形成されているのが知られている。[斎藤靖二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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