滋野清武(読み)シゲノ キヨタケ

20世紀日本人名事典 「滋野清武」の解説

滋野 清武
シゲノ キヨタケ

明治・大正期の飛行士,男爵 元・陸軍操縦教官。



生年
明治15(1882)年

没年
大正13(1924)年10月13日

出生地
愛知県名古屋市

出身地
東京

別名
別名=バロン滋野(バロンシゲノ)

学歴〔年〕
東京音楽学校卒,ジュピシー飛行学校(仏),コードロン飛行学校(仏)〔昭和45年〕卒

主な受賞名〔年〕
レジオン・ド・ヌール勲章

経歴
明治43年夫人を亡くしたのを機に渡仏、ジュピシー飛行学校、コードロン飛行学校に学ぶ。鋼鉄製の単葉飛行機“滋野式和香鳥号”を開発し、日本の航空技術を世界的に有名にした。45年帰国、陸軍の操縦教官を務めた。また、大正3年第一次大戦中、フランス空軍に飛行大尉として従軍して勇名をはせ、バロンと呼ばれて敬愛された。民間パイロット第1号。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滋野清武」の解説

滋野清武 しげの-きよたけ

1882-1924 明治-大正時代飛行家
明治15年10月6日生まれ。43年フランスのコードロン飛行学校にまなび,日本人初の万国飛行士の資格をえる。大正元年鋼鉄製の単葉機「和香鳥(わかとり)号」をたずさえて帰国。第一次大戦ではフランス飛行隊に従軍して同国陸軍飛行大尉に任じられ,レジオン-ドヌール勲章を受章した。大正13年10月13日死去。43歳。山口県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android