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単葉機 タンヨウキ

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デジタル大辞泉の解説

たんよう‐き〔タンエフ‐〕【単葉機】

主翼が1枚の飛行機。単葉飛行機。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単葉機
たんようき
monoplane

揚力を生じさせる翼つまり主翼を一枚だけ備えた飛行機。現代ではごく常識的になっているが、初期の飛行機では揚力理論の解明が不十分なため、鳥の翼からヒントを得て薄く反りの大きい翼型を使っていた。しかしこれでは発生する揚力が少なく、構造が弱く揚力による曲げの力を一枚の翼だけでは受け切れないので、複葉機や多葉機にして受け持たせていた。したがって単葉機は翼面積を大きくしなければならず、また針金や支柱で曲げの力に対抗させるため、抵抗が大きく鈍重な機体になりがちで実用性に乏しかった。第一次世界大戦終了近くなって、厚くて抵抗が少なく効率のよい翼型が開発され、さらに構造や材料の進歩に伴って本格的な単葉機がつくられるようになって、いまでは逆に抵抗の大きい複葉機はごく一部で特殊な目的のみにしか使われなくなった。
 単葉機にはいろいろの形式があって、まず、翼と胴体の位置関係で〔1〕高翼high wing 翼を胴体の上方に支持する形式、〔2〕肩翼shoulder wing
 翼を胴体の上側に取り付ける形式、〔3〕中翼mid wing 翼を胴体に貫通させて取り付ける形式、〔4〕低翼low wing 翼を胴体の下側に取り付ける形式、に分けられる。また、翼の構造から〔1〕片持ち翼cantilever wing 翼の構造自体で揚力による曲げの力を受ける形式、〔2〕半片持ち翼semi cantilever wing 翼に加わる力を主として支柱で受ける形式(翼構造が軽くできるので一見旧式であるが空気抵抗があまり気にならない低速度の小型機に現代でも使用されている)、に分けられる。[落合一夫]

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