滑り弱化モデル(読み)すべりじゃっかモデル

最新 地学事典 「滑り弱化モデル」の解説

すべりじゃっかモデル
滑り弱化モデル

slip-weakening model

非弾性な食い違い(滑り)が進行中の断層面に働く剪断抵抗応力τr推移を,直近の食い違い開始時からの累積変位量dの関数τrd)として与える(広義の)構成則モデル。摩擦降伏でも,既存断層のない物の剪断(破壊)降伏でも記述でき,断層構成則としてよく使われる。模式図に示したτrd)には,食い違い開始後しばらくτrが増加する「滑り強化」が設定されているが,脆性降伏では大抵このようにピーク応力到達以前から非弾性変形が始まる。摩擦強度未満の応力でも低速の滑りが起きる速度・状態依存摩擦(RSF)則では特段の設定なしに自然に滑り強化が生じる。また,ΦpからΦdへの徐減についてもRSF則で同様の振舞が起き,やはり滑り弱化と呼ばれる。

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参照項目:断層構成則
参照項目:岩石破壊実験
参照項目:摩擦則
参照項目:速度・状態依存摩擦則

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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