断層構成則(読み)だんそうこうせいそく

最新 地学事典 「断層構成則」の解説

だんそうこうせいそく
断層構成則

fault constitutive law

非弾性な食い違い変位が進行中の断層面にはフックの法則が適用できないため,断層面に生じる剪断抵抗応力を別の知識で与える必要があり,その知識を(広義の)断層構成則という。古典的なものにアモントンクーロン摩擦則,岩石破壊や摩擦降伏時の滑り弱化モデルがある。これらは食い違い変位を入力として剪断抵抗応力を出力する強度則であり,食い違い変位の進行を知るには「強度未満の剪断応力では食い違いが進行しない」等の暗黙の(狭義)構成則も必要である。対して,速度・状態依存摩擦則は,摩擦強度推移を記述する発展則に加えて,剪断応力とそれによって生じる変形の間の双方向的な関係式,すなわち(フックの法則や流動則に相当する)狭義の構成則を陽に備えている。

執筆者:

参照項目:滑り弱化モデル
参照項目:岩石破壊実験
参照項目:摩擦則
参照項目:摩擦強度
参照項目:速度・状態依存摩擦則

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 中谷

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む