滝内礼作(読み)タキウチ レイサク

20世紀日本人名事典 「滝内礼作」の解説

滝内 礼作
タキウチ レイサク

昭和期の弁護士



生年
明治38(1905)年1月10日

没年
平成5(1993)年11月2日

出生地
北海道

学歴〔年〕
東北帝大法学部〔昭和3年〕卒

経歴
昭和3年司法官試補、8年札幌地裁判事。日本共産党資金カンパをしたという理由で治安維持法違反に問われ、上告して争ったが懲役3年の刑を受け、福田力之助らと共に“赤化司法官事件”と騒がれた。戦後、弁護士となり、片山哲内閣の法務府大臣秘書官から、GHQ民生局の示唆による暴力団解散などを任務とするポストである特別審査局長となった。26年辞職し弁護士に戻った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝内礼作」の解説

滝内礼作 たきうち-れいさく

1905-1993 昭和時代裁判官,弁護士。
明治38年1月10日生まれ。昭和3年司法官試補。札幌地裁判事に在任中の8年,共産党に資金供与をした嫌疑で治安維持法違反にとわれ,懲役3年の刑をうける。戦後,弁護士となったのち法務府特別審査局長をつとめる。26年弁護士に復帰。平成5年11月2日死去。88歳。北海道出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「滝内礼作」の解説

滝内 礼作 (たきうち れいさく)

生年月日:1905年1月10日
昭和時代の弁護士
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android