滝口雅子(読み)タキグチ マサコ

20世紀日本人名事典 「滝口雅子」の解説

滝口 雅子
タキグチ マサコ

昭和・平成期の詩人



生年
大正7(1918)年9月20日

没年
平成14(2002)年11月2日

出生地
旧朝鮮・京城

学歴〔年〕
京城第一高女〔昭和11年〕卒

主な受賞名〔年〕
室生犀星詩人賞(第1回)〔昭和35年〕「鋼鉄の足」

経歴
出版社勤務の後、約30年間国立国会図書館司書を務める。昭和18年「詩と詩人」に参加し、戦後は「時間」「詩行動」に参加。35年「鋼鉄の足」で第1回室生犀星新人賞を受賞。他の詩集に「蒼い馬」「窓ひらく」「見る」「白い夜」などがあり、随想集に「わがこころの詩人たち」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝口雅子」の解説

滝口雅子 たきぐち-まさこ

1918-2002 昭和-平成時代の詩人。
大正7年9月20日朝鮮京城生まれ。昭和13年帰国。国立国会図書館司書のかたわら,「時間」「詩行動」などに参加。35年ふとい線でえがかれた女の哀しみとつよい主張の裏側に喪失した愛がひそむ「鋼鉄の足」ほかで室生犀星(むろう-さいせい)詩人賞。詩集はほかに「窓ひらく」「見る」「白い夜」など,随想集に「わがこころの詩人たち」など。平成14年11月2日死去。84歳。京城第一高女卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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