化学辞典 第2版 「滞留時間分布関数」の解説
滞留時間分布関数
タイリュウジカンブンプカンスウ
residence time distribution function
一定流量で流体が供給,排出されている装置において,着目している物質が装置の入口から出口まで流れるのに要する時間が滞留時間であるが,物質は装置内で異なったいろいろの経路を通るため,種々の値の滞留時間tをとりうる.このtの確率密度関数をf(t)の形で表すと,滞留時間分布関数R(t)は,時刻0に流入した物質のうち,時刻tまでに流出した割合であるから,次式となる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報