デジタル大辞泉 「滴つ」の意味・読み・例文・類語 した・つ【▽滴つ】 [動タ下二]《「したづ」とも》したたらせる。そそぐ。「血の流るる事油を―・つるが如し」〈太平記・二〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「滴つ」の意味・読み・例文・類語 した・つ【滴・瀝】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ( 古くは「したづ」「しだつ」 ) したたらせる。そそぐ。流す。[初出の実例]「皇天(あめ)、手を我に仮りて、暴逆(あらひと)を誅(ころ)し殄(た)てり。今共に心の血(まこと)を瀝(シタツ)」(出典:日本書紀(720)孝徳即位前(北野本訓))「雨は暴霖急雨なし、温熱やや退けば、陰雲日に連りて、霏霏の雨をしだつ」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例