暴虐(読み)ボウギャク

デジタル大辞泉 「暴虐」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ぎゃく【暴虐】

[名・形動]むごいことをして人を苦しめること。また、そのさま。「暴虐の限りを尽くす」「暴虐政治
[派生]ぼうぎゃくさ[名]
[類語]苛酷残酷残虐残忍陰惨悲惨凄惨惨憺無残ひどむご惨たらしい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない厳しい血なまぐさい酸鼻冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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精選版 日本国語大辞典 「暴虐」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ぎゃく【暴虐・暴逆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 古くは「ほうぎゃく」とも ) 心が荒く人をしいたげること。むごたらしく苦しめること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「暴逆残害の輩(ともがら)」(出典平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔書経‐泰誓上〕

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普及版 字通 「暴虐」の読み・字形・画数・意味

【暴虐】ぼう(ばう)ぎやく

凶悪で残酷。〔書、泰誓上〕今王受(紂)、上天(つつし)まず、災を下民にす。沈湎(ちんめん)して色を(おか)し、敢て暴を行ひ、~孕(ようふ)(妊婦)を刳剔(こてき)す。

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【暴逆】ぼう(ばう)ぎやく

乱暴で道理にそむく。〔漢書、五行志中之下〕時に楚王戊、暴にして、申を刑辱し、王と反せんことを謀る。

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