滴水(読み)てきすい

精選版 日本国語大辞典 「滴水」の意味・読み・例文・類語

てき‐すい【滴水】

〘名〙 したたる水。また、水をしたたらすこと。
正法眼蔵(1231‐53)洗浄右手をもて滴水を点じて、触手をあらふ」
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「滴水(テキスヰ)を落さば色融けて流れむずるさまを見よ」 〔李賀‐李夫人歌〕

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普及版 字通 「滴水」の読み・字形・画数・意味

【滴水】てきすい

水のしたたり。

字通「滴」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の滴水の言及

【瓦】より

…高麗初期のものは新羅の系統を引くものであるが,しだいに簡単な文様に変わる。軒平瓦には下端が舌状に垂れるものが見られるが,これは中国の〈滴水〉の影響を受けたものである。特殊なものとしては,青磁製のものがある。…

※「滴水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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