20世紀日本人名事典 「漆原木虫」の解説 漆原 木虫ウルシバラ モクチュウ 明治〜昭和期の版画家 生年明治21(1888)年 没年昭和28(1953)年6月6日 出生地東京 本名漆原 由次郎 経歴早くから木版技術を習熟し、19歳の時渡英。明治43年ロンドンでの日英博覧会では木版の実演を行った。その後30年間ロンドンやパリに滞在し、日本の伝統的木版技術による作品で英仏に多くの愛好家を得た。昭和9年帰国。滞欧作には風景画が多いが、帰国後は馬や花なども多く描く。大英博物館嘱託となる他、海外で木版を教えるなど、国内よりも海外で活躍した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「漆原木虫」の解説 漆原木虫 うるしばら-もくちゅう 1888-1953 明治-昭和時代の版画家。明治21年生まれ。41年イギリスにわたる。43年日英博覧会での色彩木版画の実演を機縁に大英博物館嘱託となり,修復・復刻の仕事にたずさわる。昭和16年の帰国までロンドン,パリに滞在して風景などを題材に制作,たかい評価をえた。昭和28年6月6日死去。65歳。東京出身。本名は由次郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by