漆糸(読み)ウルシイト

デジタル大辞泉 「漆糸」の意味・読み・例文・類語

うるし‐いと【漆糸】

鳥の子紙色漆を塗って細く切り、綿糸に巻きつけた糸。織物の横糸に使う。
絹糸に漆加工を施した釣り糸。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「漆糸」の意味・読み・例文・類語

うるし‐いと【漆糸】

〘名〙
① 色漆を塗った鳥の子紙を細かく切ったもの。帯地紋織物の緯(よこいと)に用いる。
② 漆を塗った釣り用の絹糸。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漆糸」の意味・わかりやすい解説

漆糸
うるしいと

細いテープ状の和紙断片に漆を塗って糸に巻きつけたもの。またはそのまま糸状にしたもの。特殊な光沢風合いがあるので高級な着尺物や帯地の緯糸に混ぜて織込み,模様を浮き上がらせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android