潜在性癌(読み)せんざいせいがん(その他表記)latent tumor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「潜在性癌」の意味・わかりやすい解説

潜在性癌
せんざいせいがん
latent tumor

前立腺肥大症として手術され,取り出された前立腺を顕微鏡で調べると前立腺肥大症を示す組織の中に癌組織を発見することがある。これを潜在性癌と呼んでいる。その頻度は前立腺肥大症として手術された患者の 10~20%である。臨床経過は良好で再発などはほとんどない。この潜在性癌は通常の前立腺癌と異なり,前立腺組織の内腺と呼ばれる部分から発生し,通常の前立腺癌で見られる酸性フォスファターゼの上昇も見られない。症状は前立腺肥大症と同じだが,通常の前立腺肥大症と異なり,女性ホルモンの投与による効果は期待できない。

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