潮の目(読み)シオノメ

デジタル大辞泉 「潮の目」の意味・読み・例文・類語

しお‐の‐め〔しほ‐〕【潮の目】

潮境しおざかい1」に同じ。
目元を細めた愛嬌あいきょうのある目つき。
「よい子ぢゃ、何も芸はないか。…これはこれは、―もなるは」〈続狂言記・子盗人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潮の目」の意味・読み・例文・類語

しお【潮】 の 目(め)

  1. しおめ(潮目)
  2. ( 「しおの目しおの目」と幼児に呼びかけて、あいきょうのある目つきをさせる子供のあやし方から ) 目許を細めたあいきょうのある目つき。子ども笑顔などをいう。
    1. [初出の実例]「まだ有うどれ、塩(シホ)の目(メ)か、塩の目か」(出典:波形本狂言・子盗人(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android