日本歴史地名大系 「潮埼庄」の解説 潮埼庄しおざきのしよう 和歌山県:西牟婁郡串本町潮埼庄「続風土記」によると、近世、枯木(かれき)灘・熊野灘に面する沿岸地帯を中心とする一八ヵ村、串本・出雲(いつも)・上野(うわの)・鬮野川(くじのかわ)・二色(にしき)・二部(にぶ)・東雨(あずまめ)・有田(ありだ)・有田上(ありだかみ)・吐生(はぶ)・田並(たなみ)・田並上(たなみかみ)・江田(えだ)・田子(たこ)・和深(わぶか)、および姫(ひめ)・姫川(ひめがわ)・伊串(いくし)(現東牟婁郡古座町)を称した。同書は「中世那智山の管内となり、潮崎氏領せしより潮埼庄の名起れり」とし、文禄二年(一五九三)の潮御崎(しおのみさき)神社棟札に「紀伊州牟漏郡塩埼庄上野村」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by