潮汐の運河説(その他表記)canal theory of tides

法則の辞典 「潮汐の運河説」の解説

潮汐の運河説【canal theory of tides】

エアリーの提案した潮汐理論.それまでの主流学説であったラプラスの潮汐理論では,海洋を一様の深さのものと仮定していたが,エアリーは赤道に平行な,深さと幅が一様な運河集合と考えて,その運河内における水の交流はないものとした.もちろん全地球を一周できるような海は南緯60度付近にしかないから,実際の潮汐はこの領域から伝播してきたものと考えたのである.

現在では,実際の海洋分布や海底分布を取り入れて潮汐を計算する試みがなされつつある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む