最新 地学事典 「潮汐三角州」の解説
ちょうせきさんかくす
潮汐三角州
tidal delta
バリアー島あるいは湾口砂州にある潮流口の外海(外洋)側と潟側の両端にできる三角州で,潮流口に発生する潮流で動かされた砂が堆積してできる。外海側にできるものを下げ潮潮汐三角州,潟側のものを上げ潮潮汐三角州と呼ぶ。前者は外海の沿岸流や波の影響で侵食されやすいため後者よりも小さい。大波によって運び込まれた砂によって潮流口が埋積されると,潮汐三角州の発達が停止し消滅する。潮汐三角州がよく発達するのは,潮(位)差が1~3m程度の場所である。
執筆者:増田 富士雄
参照項目:バリアーシステム
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

