潸焉(読み)さんえん

精選版 日本国語大辞典 「潸焉」の意味・読み・例文・類語

さん‐えん【潸焉】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 さめざめと涙の流れるさま。潸然(さんぜん)
    1. [初出の実例]「就于後面、読龕陰銘、潸焉弔慰諸子而還」(出典空華日用工夫略集‐嘉慶二年(1388)四月四日)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・大東〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「潸焉」の読み・字形・画数・意味

【潸焉】さんえん・せんえん

涙の流れるさま。〔詩、小雅大東は砥の如く~君子の履(ふ)む 小人の 言(けんげん)(焉)として之れをみ 潸焉として涕(なみだ)を出す

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