濁川カルデラ(読み)にごりかわカルデラ

最新 地学事典 「濁川カルデラ」の解説

にごりかわカルデラ
濁川カルデラ

Nigorikawa caldera

北海道南西部,駒ヶ岳の北西約20kmにある小規模なカルデラ。直径3km,面積5.3km2。基盤は中・古生界のチャート・石灰岩粘板岩と中新~鮮新世の堆積岩と火山岩。外輪山溶岩はない。約15,000年前に角閃石安山岩質の降下軽石,引き続いて軽石流を噴出しカルデラを形成。カルデラ内にはfall back(厚さ1,500m+)・地すべり堆積物(最大厚さ150m)・湖成層(厚さ350m)・沖積層(厚さ約100m),またfall backと湖成層中に後カルデラ火山活動としての角閃石安山岩の岩体が多数貫入。カルデラの地下構造は,漏斗状を呈し,その深部が急傾斜し濁川地域の主要構造方向に規制された外形,カルデラの最深部が2,000m以上あることなどの特徴をもつ。カルデラ内で地熱発電(出力25,000kW),生産井はカルデラ壁深部および中・古生界のフラクチャー中の地熱貯留層を目標に掘削され,最大深度3,226m。最高温度 272℃。噴出物は20~50%の蒸気混じり熱水。参考文献安藤重幸(1983) 地球,44巻

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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