日本歴史地名大系 「濃州厚見郡岐阜図」の解説 濃州厚見郡岐阜図(承応町絵図)のうしゆうあつみぐんぎふず 一二五×一〇九センチ(彩色)成立 承応三年原本 蓬左文庫解説 岐阜城の城下町として金華山西麓に発達した岐阜町は、関ヶ原合戦後岐阜城が加納に移築されて以来商業都市として発達していく。この絵図は岐阜町内の町筋を表し、町名および町内の間数を添えている。同町の絵図としては最も古い。東西三本・南北三本の町筋を基本的な骨組としていたことがわかる。周囲には惣構堤が描かれ、米屋町の東には北御殿所・南御殿所の書込み、古屋敷地内には昔御殿跡の記載がある。縮尺は一町二寸積と明示した一千八〇〇分の一。複製 「岐阜市史」史料編近世一付録 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by