濡者(読み)ぬれもの

精選版 日本国語大辞典 「濡者」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐もの【濡者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 色恋の道に巧みな人。色気があっていとしい者。好色者。それしゃ。
    1. [初出の実例]「しっぽり物のぬれ物め天下のかわいらしをからげたるとは、あの子が事かや」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)伊藤小太夫)
  3. ② 情を通じた相手。いろ。
    1. [初出の実例]「釈迦は一入無分別、あったらおしきぬれものを、すててわうくうしのびいで」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671))
  4. ③ 心中を企てた男女。
    1. [初出の実例]「御政道ぬれものを干す日本橋」(出典:雑俳・柳多留‐一〇一(1828))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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