瀉利塩(読み)しゃりえん

最新 地学事典 「瀉利塩」の解説

しゃりえん
瀉利塩

epsomite

化学組成MgSO4・7H2Oの鉱物。直方晶系,空間群P2121 21,格子定数a1.194nm, b1.203, c0.6865,単位格子中4分子含む。晶癖人工のものは短柱状,天然産は繊維状・毛状・針状。劈開{010}完全,断口貝殻状,硬度2~2.5,比重1.677(人工産)。ガラス光沢,繊維状のものは絹糸~土状光沢,単結晶は無色透明,集合体は白色半透明。弱い反磁性。乾燥空気中で風解。水溶性。透過光で無色,屈折率α1.433, β1.455, γ1.461,2V(-)51°35′,光分散r<v弱。化学組成中MgをNi, Zn, Fe2+, Mn2+, Cu, Coが置換。炭坑や金属鉱床の壁面にみられる。人工的には,水溶液から50℃以下で晶出。英国の産出地Epsomから命名。和名は下剤に用いられる瀉痢(しやり)塩であることから。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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