デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「瀬々敬久」の解説
瀬々敬久 ぜぜ-たかひさ
昭和35年5月24日生まれ。大学在学中に「ギャングよ、向こうは晴れているか」を自主制作。ピンク映画の脚本,助監督をへて,平成元年「課外授業・暴行」で商業映画監督デビュー。9年「KOKKURI こっくりさん」で一般映画に進出。23年上映時間4時間38分の長編映画「ヘヴンズストーリー」がベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞,最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)をダブル受賞。同年同作品で芸術選奨文部科学大臣賞。同じく23年「アントキノイノチ」でモントリオール世界映画祭イノベーション賞を受賞。監督作品はほかに「雷魚」「感染列島」「ドキュメンタリー頭脳警察」など。大分県出身。京大卒。ペンネームに臼野朗,迦楼羅,甲賀三郎,南極1号など。