瀬名波村(読み)しなはむら

日本歴史地名大系 「瀬名波村」の解説

瀬名波村
しなはむら

[現在地名]読谷村瀬名波せなは

渡慶次とうきし村の東にあり、東は東シナ海に面する。北西宇座うーじや村と残波ざんぱ岬へ連なる。集落は南側にあり、集落内に石灰岩岩場が多く見られる。「おもろさうし」巻九の三二に「一 くらはのきみの(久良波の君〔神女〕が)/せなはのきみの(瀬名波の君が)/又 しもとよみいくさ(下〔南〕に鳴響む軍勢)/しものきゝやれいくさ(下の有名な軍勢)/又 あたりせめつけて(辺り攻めつけて)/かくちせめつけて(垣内攻めつけて)/又 いちやちやせめつけて(板門攻めつけて)/かなちやせめつけて(金門攻めつけて)/又 あたりおそいつけて(辺り襲いつけて)/かくちおそいつけて(垣内襲いつけて)」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android