灌頂の幡(読み)かんじょうのはた

精選版 日本国語大辞典 「灌頂の幡」の意味・読み・例文・類語

かんじょう【灌頂】 の 幡(はた)

  1. 仏具一つ。長くたらした細長い布。古くは銅板の透かし彫りで作った。インド即位のとき、幡などを飾って行なったところからその名があるといい、また、幡の下端が人の頭に触れることが灌頂に似ているからともいう。灌頂。
    1. [初出の実例]「仍て仏の像一具(そなへ)・及び金塔(たう)并せて舎利を貢る。且、大灌頂幡(クヮンチャウノハタ)一具・小幡(ちひさきはた)十二条(すち)」(出典日本書紀(720)推古三一年七月(岩崎本室町時代訓))

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