デジタル大辞泉 「火の家」の意味・読み・例文・類語 ひ‐の‐いえ〔‐いへ〕【火の家/火の▽宅】 《「火宅かたく」を訓読みにした語》現世。この世。「出づとせし身だにはなれぬ―を君みづのをにいかですむらむ」〈宇津保・国譲下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「火の家」の意味・読み・例文・類語 ひ【火】 の 家(いえ) ( 「火宅(かたく)」の訓読み ) 衆生のすむこの世の、汚濁と苦悩にみちて安住できないことを燃える家にたとえた語。[初出の実例]「出づとせし身だにはなれぬひのいゑを君水の尾にいかですむらむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例