火煙(読み)ひけぶり

精選版 日本国語大辞典 「火煙」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けぶり【火煙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひけむり(火煙)
  3. 物が激しくぶつかり合うさまをいう語。
    1. [初出の実例]「かぶとのゆんでのふきかへしに火けふりちらしてたったりけり」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)五)

か‐えんクヮ‥【火煙】

  1. 〘 名詞 〙 火と煙。また、火をたくときにたちのぼる煙。
    1. [初出の実例]「歳節報来桜近発、花入欲吐火烟含」(出典田氏家集(892頃)下・桜花欲発)

ひ‐けむり【火煙】

  1. 〘 名詞 〙 火と煙。炎まじりの煙。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「火煙」の読み・字形・画数・意味

【火煙】かえん

火と煙。

字通「火」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android