火盆地獄(読み)かぼんじごく

精選版 日本国語大辞典 「火盆地獄」の意味・読み・例文・類語

かぼん‐じごく クヮボンヂゴク【火盆地獄】

〘名〙 仏語八熱地獄うち衆合地獄に付属する小地獄。「正法念処経‐七」によれば、炎鬘が処々に普満しているところから、その名があるという。火盆処(かぼんじょ)
謡曲歌占(1432頃)「次の火盆地獄は、頭に火炎を戴けば、はくせき骨頭より、炎々たる火を出だす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android