灰占(読み)ハイウラ

デジタル大辞泉 「灰占」の意味・読み・例文・類語

はい‐うら〔はひ‐〕【灰占】

うずみ火や火桶ひおけなどの灰をかいて吉凶を占うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「灰占」の意味・読み・例文・類語

はい‐うらはひ‥【灰占】

  1. 〘 名詞 〙 埋火(うずみび)火桶などの灰をかいて、その画が奇数偶数かによって吉凶を占うこと。また、その占い。灰御鬮(はいみくじ)
    1. [初出の実例]「睦ことのわがてすさびのはいうらをよそけに妹が思ひ顔なる」(出典:林葉集(1178)恋)

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世界大百科事典(旧版)内の灰占の言及

【灰】より

…ここでも灰は死者の食物とされており,同時に死霊を払うという性質をもつものとも考えられている。 灰は卜占にも用いられ,灰占(はいうら)といって埋火や火桶の灰を見て吉凶を占う。徳島県三好郡祖谷山村では,死後6日目に家の入口に灰を入れた膳を置いて,そこについた足跡で死者が何に生まれかわったかを知るという。…

※「灰占」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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