灰汁色(読み)アクイロ

デジタル大辞泉 「灰汁色」の意味・読み・例文・類語

あく‐いろ【灰汁色】

灰汁1のような、灰色がかった黄色。

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精選版 日本国語大辞典 「灰汁色」の意味・読み・例文・類語

あく‐いろ【灰汁色】

  1. 〘 名詞 〙 灰汁の色。黒みの多い淡橙色。

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色名がわかる辞典 「灰汁色」の解説

あくいろ【灰汁色】

色名の一つ。黄色みがかった灰色のこと。透明になる前の濁った灰汁のような色を表す色名で、無彩色の灰色よりも深みがある。灰汁とは焼いた黒灰くろばいなどを水や湯で溶いて、こした汁。古くはワラや木の灰を水に浸してとった上ずみ液をいい、染色材料などに用いた。藍染あいぞめアイに含まれるインジゴは水に溶けないが灰汁には溶ける。また色を繊維に定着させる媒染ばいせん剤でもあり、たとえば黄八丈ではツバキサカキの灰汁をもちいる。

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