最新 地学事典 「灰色土」の解説
はいいろど
灰色土
grey desert soil
温暖な冬をもつ乾燥した半砂漠の乾性植生下にみられる成帯性土壌型名。灰色砂漢土とも。V.V.Dokuchaev(1900)が提案,S.S. Neustruev(1931)により再定義。層位分化は弱く,腐植集積作用と粘土化作用がわずかに進行,腐植含量は少ない。表層より炭酸カルシウムが多く,水溶性塩類(Na2SO4, NaCl)は下層に溶脱されているので,他の砂漠土壌と異なる。中央アジアの山麓平原や米国のコロラド,ニューメキシコなどに分布。
執筆者:松井 健・永塚 鎮男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

