災害時要援護者(読み)サイガイジヨウエンゴシャ

デジタル大辞泉 「災害時要援護者」の意味・読み・例文・類語

さいがいじ‐ようえんごしゃ〔‐エウヱンゴシヤ〕【災害時要援護者】

災害時に、必要な情報を迅速かつ的確に把握し、身を守るために安全な場所へ避難するなどの行動をとるのに支援を要する人。要介護者障害者高齢者外国人乳幼児妊婦など。災害弱者要援護者。→災害時要援護者名簿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「災害時要援護者」の解説

災害時要援護者

高齢者、障害者、乳幼児、妊婦、傷病者、日本語が不自由な外国人といった災害時に自力で避難することが困難な人のこと。政府は2005年に「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」を定め、全国の自治体に災害時要援護者名簿の作成や避難支援の取り組み方針を策定するよう呼びかけてきた。しかし、2011年の東日本大震災では多くの高齢者が犠牲となり、災害時要援護者名簿を作成済みの自治体も64%(12年4月時点)にとどまっていることから、政府は現行のガイドラインの見直しを決定。13年1月現在、改正に向けた検討が進められている。

(2013-1-31)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「災害時要援護者」の意味・わかりやすい解説

災害時要援護者
さいがいじようえんごしゃ

避難行動要支援者

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android