最新 地学事典 「炭酸塩-珪酸塩サイクル」の解説
たんさんえんけいさんえんサイクル
炭酸塩-珪酸塩サイクル
Carbonate-silicate cycle
大気,リソスフェア,海洋間での二酸化炭素の循環を決める一連の地質プロセス。二酸化炭素は雨水に溶けて炭酸となり珪酸塩鉱物の風化を促進。溶出した炭酸水素イオンやCa, Mgなどのイオンは海洋に流出し,海洋生物により炭酸塩鉱物に固定,炭酸塩岩として堆積。海洋プレートの沈み込みにより炭酸塩岩はマントルに運ばれ二酸化炭素ガスや珪酸塩鉱物に脱炭酸・再結晶。火山活動により二酸化炭素は再び大気中に放出。このサイクルが繰り返され大気中の二酸化炭素量が調整される。岩石風化を促進すれば大気中の二酸化炭素濃度を低下させる可能性がある。
執筆者:小西 博巳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

