炭酸錯体(読み)たんさんさくたい

最新 地学事典 「炭酸錯体」の解説

たんさんさくたい
炭酸錯体

carbonate complex

炭酸イオンを配位子(ligand)とする錯化合物または錯イオンのこと。海水中では,特に3価以上の金属は安定な錯イオンをつくらないかぎり,溶存態として長期間存在することはない。酸素酸類もこれに相当するが,ウラニルの炭酸塩錯体[]は有名である。その結果,Uはトリウムに比べ,地殻での存在度は1/3程度であるが,海水中では逆に3万倍も存在する。Co・Ni・Cu・Znも炭酸錯体で存在する可能性があるが,確認されていない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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