デジタル大辞泉 「燐灰石」の意味・読み・例文・類語 りんかい‐せき〔リンクワイ‐〕【×燐灰石】 弗素ふっそ・塩素を含むカルシウムの燐酸塩鉱物。ふつう無色透明であるが、ときに白色・淡青色・淡緑色・黄色などを呈し、ガラス光沢がある。柱状・板状の結晶または粒状。六方晶系。燐の原料鉱石。肥料・医薬などに利用。アパタイト。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「燐灰石」の意味・読み・例文・類語 りんかい‐せきリンクヮイ‥【燐灰石】 〘 名詞 〙 弗素・塩素を含むカルシウムの燐酸塩鉱物。通常無色透明だが、ときに緑・青などを帯び、ガラス光沢を有し、もろい。六方晶系、柱状、針状結晶。火成岩や鉱脈中に産する。肥料や医薬用。〔鉱物字彙(1890)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「燐灰石」の意味・わかりやすい解説 燐灰石りんかいせき フッ素燐灰石に代表される鉱物の系列の総称。かつてはフッ素燐灰石がもっとも普通の燐灰石系鉱物であったため、単に燐灰石といえばフッ素燐灰石をさしていたが、現在は細分された名称が用いられている。したがって鉱物学的には、フッ素燐灰石、水酸燐灰石、塩素燐灰石、単斜型塩素燐灰石の4種類の独立種を含むことになる。[加藤 昭][参照項目] | フッ素燐灰石 燐灰石 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例