点る(読み)トボル

デジタル大辞泉 「点る」の意味・読み・例文・類語

とぼ・る【点る/灯る】

[動ラ五(四)]ともしびなどに火がつく。あかりがつく。ともる。
「町々の提灯は美しく―・った」〈藤村千曲川のスケッチ

とも・る【点る/灯る】

[動ラ五(四)]あかりがつく。とぼる。「家々に灯が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「点る」の意味・読み・例文・類語

とぼ・る【点・灯・燃】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 照明の火がつく。あかりがつく。ともる。
    1. [初出の実例]「油でも火がとぼる物かと不思義を立る」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)六)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕

とも・る【点・灯】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 灯火がもえる。あかりがつく。とぼる。
    1. [初出の実例]「火が燈(ともっ)てある」(出典:虎寛本狂言・子盗人(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android