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あかり あかり Akari

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知恵蔵2015の解説

あかり

あかり」は06年2月22日に打ち上げられた日本初の赤外線天文衛星。同年5月には本格的な観測が始まり、最初の映像として星生成領域(反射星雲IC4954)と渦巻銀河M81の鮮明な赤外線映像が公開された。赤外線領域の高い感度と解像力を生かして、恒星や惑星の形成過程の解明、赤外線天体の探査、銀河の形成と進の解明などに活躍が期待される。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あかり
あかり

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2006年(平成18)2月にM-Vロケットにより打ち上げた赤外線天文衛星。計画名はASTRO-FまたはIRIS(Infrared Imaging Surveyor)。日本初の本格的な赤外線天文観測衛星で、高度約700キロメートル太陽同期軌道で地球を周回しながら、全天の赤外線天体を探査し、約130万個に及ぶ「赤外線天体カタログ」を公開するなどの成果を出している。
 大きさは1.9メートル×1.9メートル×3.7メートルで太陽電池パドルを展開すると5.5メートルになる。質量は打上げ時に952キログラム。口径68.5センチメートルで焦点距離4200ミリメートルの望遠鏡を液体ヘリウムと機械式冷却機で極低温まで冷却して観測を行った。2007年8月に液体ヘリウムを使いきったため、赤外線および中間赤外線の観測を終了、その後は機械式冷却機を用いて近赤外線観測装置による観測が継続されている。
 大きな目標は「銀河の形成と進化過程の解明」と「星形成およびその周りでの惑星形成過程の解明」であり、そのために波長50マイクロメートルから180マイクロメートルまでの全天サーベイ(「赤外線天体カタログ」として公表)と数十平方度に及ぶ広い天域における、波長1.7マイクロメートルから180マイクロメートルでのサーベイ、大マゼラン雲中の超新星残骸(ざんがい)などの高感度撮像および分光観測を実施している。[編集部]

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