デジタル大辞泉 「為に」の意味・読み・例文・類語 ため‐に【▽為に】 [接]前に述べた事柄が原因であることを表す語。それゆえに。それで。「却ってそういう私自身の不幸をあてにして仕事をしに来た私は、―困惑したほどであった」〈堀辰雄・美しい村〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「為に」の意味・読み・例文・類語 ため‐に【為に】 〘 接続詞 〙 ( 名詞「ため」に助詞「に」が付いてできたもの ) 先行の事柄が原因となって、後続の事柄が起こることを示す。文語的な言い方。そのために。それゆえに。ゆえに。[初出の実例]「蘭学執心にして、其依る所なきを憂ふ。為にこれを取扱ひ給わらば、往々君の業を助くべきものなるを」(出典:蘭東事始(1815)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例