デジタル大辞泉 「為侘ぶ」の意味・読み・例文・類語 し‐わ・ぶ【▽為×侘ぶ】 [動バ上二]どうしてよいか始末に苦しむ。途方に暮れる。しあぐむ。「男、―・びて、…ここは法師になりなんと思ひて」〈宇治拾遺・六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「為侘ぶ」の意味・読み・例文・類語 し‐わ・ぶ【為侘】 〘 他動詞 バ上二段活用 〙 どうしてよいか手をくだすのに苦しむ。途方にくれる。しあぐむ。もてあます。[初出の実例]「これもかれも月日を経て家の門に立ちて、よろづに心ざしをみえければしわびぬ」(出典:大和物語(947‐957頃)一四七)「男、しわびて、わが身は、さは、観音にこそありけれ。ことは、法師になりなんと思ひて」(出典:古本説話集(1130頃か)六九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例