為過ごし(読み)しすごし

精選版 日本国語大辞典 「為過ごし」の意味・読み・例文・類語

し‐すごし【為過・仕過】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 度を越えてすること。やりすぎ。
    1. [初出の実例]「若いときみだりにしすごしあって三十年此かた筋骨いたみ」(出典:浮世草子・浮世栄花一代男(1693)四)
  3. やりそこない。しくじり。失敗。
    1. [初出の実例]「前の勝を打ち込んで五百余りのしすごし。どっこいどこぞで此の損を梅の木の是斎(ぜさい)の辻で」(出典浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
  4. 遊蕩博打(ばくち)などが過ぎて借金、つけなどがたまること。主家の金や公金などを使いこんだ場合にいうことが多い。しすぐし。
    1. [初出の実例]「無分別成(なる)仕過(シスゴ)し」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)三)
    2. 「しこり博奕に、親方の手前二三貫の仕過し」(出典:浮世草子・諸道聴耳世間猿(1766)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む