烏帽子懸(読み)えぼしかけ

精選版 日本国語大辞典 「烏帽子懸」の意味・読み・例文・類語

えぼし‐かけ【烏帽子懸】

〘名〙
烏帽子の上にかけて、あごの下で結ぶ紐。頂頭掛(ちょうずかけ)。えぼうしかけ。
吾妻鏡‐文治五年(1189)九月七日「着白直垂折烏帽子、紫革烏帽子懸」
曾我物語(南北朝頃)九「平紋(ひゃうもん)のゑぼしかけをつよくかけ」
② 烏帽子をかけるために床柱に打つ釘。えぼうしかけ。
浄瑠璃烏帽子折(1690頃)名尽し「あまたのゑぼしかけに様々の烏帽子を着せ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android