日本歴史地名大系 「烏帽子石」の解説 烏帽子石えぼしいし 宮城県:石巻市石巻村烏帽子石住吉(すみよし)町一丁目の住吉公園内の大島(おおしま)神社の社前、御(お)島の北端から約二メートル北方の旧北上川川中にある。天和二年(一六八二)の大淀三千風著「松島眺望集」に「石巻、川中に大きなる岩あり、此かげ浪巴をなせり、此故に此名有」と記す。元禄年間(一六八八―一七〇四)の「牡鹿郡万御改書上」に「川中 烏帽子石 東西壱間半 南北三尺八寸 但石巻石と申伝候」とある。享保四年(一七一九)の「観蹟聞老志」に「其象似烏帽子、上ニ建天女宮、其下ニ有碧潭(中略)潭呼石旋(いしのまき)、俗間謂近曲巻回旋之義也、仍為地名」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by