脱落(読み)ダツラク

デジタル大辞泉 「脱落」の意味・読み・例文・類語

だつ‐らく【脱落】

[名](スル)
抜け落ちること。必要な記述などが抜け落ちること。「名簿に二、三の名前脱落している」
行動をともにしてきた集団仲間についていけなくなること。「同志から脱落する」「レース前半で先頭グループから脱落する」
[類語](1漏れ落ち抜けけつ欠如欠損欠落欠員遺漏脱漏欠漏疎漏空き間引き不備尻抜け抜かり手抜かり手落ち仕落ち/(2落伍落第陥落ドロップアウト

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精選版 日本国語大辞典 「脱落」の意味・読み・例文・類語

だつ‐らく【脱落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ついていたものが抜け落ちること。また、まとまったもののうちの一部が抜け落ちること。
    1. [初出の実例]「問頭之中、脱落名字」(出典都氏文集(879頃)五・評定文章得業生〈略〉菅原対文事)
    2. 「為将軍と云三字も此にはないぞ。脱落したげなぞ」(出典:史記抄(1477)八)
    3. [その他の文献]〔杜陽雑編‐上〕
  3. いっしょにやっていけなくなって仲間からはずれること。落伍すること。
    1. [初出の実例]「イタリアが枢軸軍の陣営から脱落したとき」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉四)
  4. 仏語。煩悩(ぼんのう)を払いすてて悟りの境地にはいること。解脱(げだつ)。「とつらく」とも読む。
    1. [初出の実例]「功夫辨道は、証上に万法をあらしめ、出路に一如を行ずるなり。その超関脱落のとき、この節目にかかはらむや」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)

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普及版 字通 「脱落」の読み・字形・画数・意味

【脱落】だつらく

ぬけおちる。唐・韓〔十二郎を祭る文〕吾(われ)今年より來(このかた)、たるは、或いはして白と爲り、動搖するは、或いはしてちぬ。

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